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2023.02.12
いちご 栽培いちご 豆知識

イチゴも病気になるの?いちご栽培を邪魔する「根腐れ」について解説。予防策もご紹介!

イチゴ栽培は家庭でできる簡単な果物です。そんないちごですが、油断していると病気になってしまうことをご存じでしょうか。今回は、いちごの根腐れ病についてご紹介します。あなたのイチゴの苗が根腐れしてしまった時の対処法や予防策にも触れるので、いちご栽培をしている方は、いちごを根腐れさせないよう最後まで見てみてくださいね。

イチゴ根腐れ病とは?

イチゴ根腐れ病は、リゾクトニア菌によってイチゴの根に引き起こされる病気です。感染した株は、成長が阻害されたり、葉の色が変わったりなど、いちご悪影響を及ぼし、最終的には枯れてしまいます。根腐れ病は、葉、ランナー(つる)、葉柄など、イチゴの株のあらゆる部分に感染する可能性があり、イチゴの根腐れが疑われる場合は、作物を守るためにすぐに対処することが重要です。

イチゴの根腐れの症状

イチゴの根腐れの兆候は、生育の鈍化に現れます。苗の成長速度が低下し、ピンとした茎ではなく、弱弱しく柔軟性のある茎になることがあります。
また、葉の色にも表れ、葉が黄色や茶色になることがあります。場合によっては、葉が丸まって落ち始めたり、小さな黒い斑点が出ることもあります。
その他、土や果実にも兆候は表れます。土については、水やり後の乾燥が遅くなります。果実については、生育が進んだしたとしても根腐れによって通常よりも果実が少なく、小さくなることがあります。

イチゴの根腐れの原因

イチゴの根腐れには、複数の異なる原因があります。最も一般的な原因は、土中の水分量が過度に多いことです。これによって、真菌が繁殖してしまいます。その他の要因としては、水はけの悪さ、土壌の肥沃度やpHレベルの上下動、根元の損傷などが挙げられます。

また、衛生管理が不十分な場合も、根腐れの拡大を助長する可能性があります。収穫後に、感染した植物の残骸が畑に残っていると、その他のイチゴに菌が広がる可能性があります。また、不衛生な水を与えることも根腐れの原因になります。

イチゴ根腐れの予防と治療

イチゴの根腐れを防ぐためには、圃場(田や畑)での衛生管理をしっかり行うようにしましょう。収穫後の畑では、植物の残骸をすべて取り除き、過湿や冠水がないように注意しましょう。また、根は湿らせておく必要がありますが、過度に湿らせないようにしてください。そのほか、殺菌剤を圃場に巻いておくのも有効です。

もし、イチゴの苗に根腐れの兆候がある場合は、すぐに対処することが重要です。根腐れの拡大を防ぐために、感染した株を取り除いて破棄しましょう。根の断片が土の中に残っていると、さらに感染する可能性があるので、できる限り土の中に残さないようにしましょう。感染した株を取り除いた後、土に殺菌剤を散布しておくことや輪作(一か所に異なる種類の作物を周期的に栽培すること)も効果的です。

まとめ

イチゴの根腐れは、イチゴに生育や収穫量、果実の大きさと様々な影響を及ぼします。必要な予防措置と万が一に根腐れが起きた時の対処法を理解することはいちご栽培においてとても重要です。今回の内容をしっかり理解し、いちご栽培に役立ててください。

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