イチゴの品質、サイズの違いと味の関係について解説します!
イチゴは一口で食べられないほど大きなものもあれば、小ぶりなものもあります。S、M、Lなどのサイズがありますが、実際どのくらい大きさや重さに違いがあるかご存じですか?また、イチゴは大きい方が甘いイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、イチゴのサイズは味に関係するのでしょうか。本記事ではイチゴのサイズの規格や、イチゴのサイズと味の関係などについて解説します。
夏秋イチゴのサイズの規格
イチゴのサイズは重さや1パックあたりの数量で決まります。基本的にはSから4Lまでのサイズがあり、品種によって個体差があります。
規格 | 重さ | 1箱あたりの数量 |
Sサイズ | 6~10g | 70〜72粒 |
Mサイズ | 8~11g | 60粒 |
Lサイズ | 12~14g | 48粒 |
2Lサイズ | 15~17g | 40粒 |
3Lサイズ | 18~20g | 32粒 |
4Lサイズ | 21g以上 | 5〜11粒 |
訳あり小 | 5g~11g | 約120粒 |
訳あり中 | 10〜18g | 約70粒 |
訳あり大 | 18g〜 | 約40粒 |
また、新潟県のオリジナル品種「越後姫」の普通規格は以下の通りです。
規格 | 重さ | 1パックあたりの数量 |
Sサイズ | 6g以上 | ー |
Mサイズ | 10g以上 | 24〜25粒 |
Lサイズ | 15g以上 | 17〜19粒 |
2Lサイズ | 20g以上 | 13〜14粒 |
3Lサイズ | 30g以上 | 8〜9粒 |
4Lサイズ | 40g以上 | 6〜7粒 |
S・M・L以外にAやBという区分もあります。AはL以上で品質形状の劣るもの、BはM以上で品質形状の劣るもの、5g以上6g未満の正常果とされています。
【参考】新潟県農林水産部食品・流通課「新潟県青果物出荷規格基準」
このようにイチゴのサイズの規格は品種によってやや違いがあるものの、大きく違うわけではありません。ちなみにヘタから先端までの高さはSサイズが約3cm、Mサイズが約3.5cm、Lサイズが4.5cm前後です。小さなサイズのイチゴは1パックあたりの数量が多く、大きなサイズは1パック当たりの量が少ないため、1パックあたりの全体の重量は、ほぼ同じくらいです。
夏秋イチゴの品質規格
品質の違いは下記のとおりです。
規格外小はMサイズ以下のイチゴが基本的には入ります。
※荷姿は箱に敷き詰める場合と、パックに入れる場合がございます。
規格外大は、Lサイズ以上のイチゴが基本的には入ります。
※荷姿は箱に敷き詰める場合と、パックに入れる場合がございます。
イチゴはサイズによって味が違う?
イチゴはサイズによって味が違うのでしょうか?結論から言えば、サイズによって味が変わるわけではありません。味の違いは品種や生産者によります。しかし、大きいイチゴの方が甘いようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?それはイチゴの部位による糖度の差によるものと思われます。
イチゴは先端の方が甘味が強く、ヘタの部分と比べて糖度が2度ほど高いです。小さなイチゴは一口で食べられますが、大きなイチゴは一口で食べられないため、先に甘味が強い先端を中心に食べることから、甘味が強く感じることがあります。
ケーキ向きのサイズは?
イチゴはショートケーキに欠かせませんが、ケーキ向きのサイズは一般的にM〜Lサイズです。すごく大きいわけではありませんが、Sサイズほど小さいわけでもありません。大きすぎず小さすぎないMやLサイズのイチゴがケーキの飾りにピッタリなのです。スライスしたイチゴもケーキに使われますが、この場合はさほどサイズは気にされません。
いかがだったでしょうか。
イチゴ選択の際、ぜひ参考になさってください。
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