イチゴのサイズはどうやって決まる?大きさの違いと味の関係は?
イチゴは一口で食べられないほど大きなものもあれば、小ぶりなものもあります。S、M、Lなどのサイズがありますが、実際どのくらい大きさや重さに違いがあるかご存じですか?また、イチゴは大きい方が甘いイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、イチゴのサイズは味に関係するのでしょうか。本記事ではイチゴのサイズの規格や、イチゴのサイズと味の関係などについて解説します。
イチゴのサイズの規格
イチゴのサイズは重さや1パックあたりの数量で決まります。基本的にはSから3Lまでのサイズがあり、品種によって個体差があります。たとえば人気の品種「あまおう」の規格は以下の通りです。3Lよりさらに大きい1粒約50gのサイズもあります。
規格 | 重さ | 1パックあたりの数量 |
Sサイズ | 6~10g | ー |
Mサイズ | 10~15g | 26粒 |
Lサイズ | 15~20g | 20粒 |
2Lサイズ | 20~28g | 14〜15粒 |
3Lサイズ | 28~37g | 11粒 |
G(グランデ) | 28g以上 | 5〜11粒 |
DX(デラックス) | 28g~45g | 8~11粒 |
EX12 | 37〜45g | 12粒 |
EX9 | 45g以上 | 9粒 |
参考:いちご狩りの豆知識
また、新潟県のオリジナル品種「越後姫」の普通規格は以下の通りです。
規格 | 重さ | 1パックあたりの数量 |
Sサイズ | 6g以上 | ー |
Mサイズ | 10g以上 | 24〜25粒 |
Lサイズ | 15g以上 | 17〜19粒 |
2Lサイズ | 20g以上 | 13〜14粒 |
3Lサイズ | 30g以上 | 8〜9粒 |
4Lサイズ | 40g以上 | 6〜7粒 |
S・M・L以外にAやBという区分もあります。AはL以上で品質形状の劣るもの、BはM以上で品質形状の劣るもの、5g以上6g未満の正常果とされています。
【参考】新潟県農林水産部食品・流通課「新潟県青果物出荷規格基準」
このようにイチゴのサイズの規格は品種によってやや違いがあるものの、大きく違うわけではありません。ちなみにヘタから先端までの高さはSサイズが約3cm、Mサイズが約3.5cm、Lサイズが4.5cm前後です。小さなサイズのイチゴは1パックあたりの数量が多く、大きなサイズは1パック当たりの量が少ないため、1パックあたりの全体の重量は、ほぼ同じくらいです。
イチゴはサイズによって味が違う?
イチゴはサイズによって味が違うのでしょうか?結論から言えば、サイズによって味が変わるわけではありません。味の違いは品種や生産者によります。しかし、大きいイチゴの方が甘いようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?それはイチゴの部位による糖度の差によるものと思われます。
イチゴは先端の方が甘味が強く、ヘタの部分と比べて糖度が2度ほど高いです。小さなイチゴは一口で食べられますが、大きなイチゴは一口で食べられないため、先に甘味が強い先端を中心に食べることから、甘味が強く感じることがあります。
ケーキ向きのサイズは?
イチゴはショートケーキに欠かせませんが、ケーキ向きのサイズは一般的にM〜Lサイズです。すごく大きいわけではありませんが、Sサイズほど小さいわけでもありません。大きすぎず小さすぎないMやLサイズのイチゴがケーキの飾りにピッタリなのです。スライスしたイチゴもケーキに使われますが、この場合はさほどサイズは気にされません。
通年イチゴを仕入れるには?
イチゴはクリスマスシーズンになると出回り始め、1月頃から出荷量が増えます。2月から5月頃までが旬なのでスーパーでもよく見かけるようになりますが、暑い季節になるとスーパーで見かけなくなってしまいます。
夏に収穫できるいちごは冬春いちごに比べて収穫量が少ないため、一般的にはスーパーや八百屋に出回りません。しかし、通年イチゴを仕入れる方法があります。一つは市場で仕入れる方法です。市場で夏秋イチゴを仕入れる場合、最小ロットが10箱なのである程度の量を一度に仕入れたい方に向いています。複数の品種をまとめて仕入れられることも市場のメリットです。
また、Japan Fruitsでも通年イチゴを仕入れられます。Japan Fruitsは、厳選した提携農家から直送でお届けするサービスを提供しています。夏秋イチゴの品種も豊富でM・L・2Lとサイズ指定できますので、ニーズに合わせて安定供給が可能です。一年を通して安定したイチゴの仕入れ先をお探しの方は、以下のリンクからサンプルの申し込みや詳しい情報をチェックしてみてください。
一覧へ戻る