いちごの天敵?イチゴカメムシの恐ろしさとは?大量発生のサインを見分ける方法を解説します。
いちごの栽培は楽しいものですが、害虫はいちご栽培に大きなダメージを与えます。特に「イチゴカメムシ」と呼ばれる虫の一種は厄介で、大量発生した場合は取り返しがつきません。そこで今回は、イチゴカメムシの兆候と予防・防除方法についてご紹介します。今回の内容をしっかり理解することで、いちごカメムシによるいちごへのダメージは軽減できるので、是非最後まで読み進めてください。それでは、さっそく見てみましょう。
いちごカメムシって何?
いちごカメムシ(Graphosoma lineatum)は、ペンタトーム科に属する昆虫の一種です。成虫は通常、黒または黄褐色で、背中に白い帯が走っています。柑橘系の独特の臭いがするため、「カメムシ」と呼ばれます。イチゴ、サクランボ、リンゴなどの果物を食べ、果汁を吸うため、作物の収穫に深刻な損害を与える害虫とされています。
イチゴカメムシの発生を防ぐためには?
イチゴカメムシの発生を予防するためには、苗の葉の様子をよく観察する必要があります。次のようなサインを探してみてください。
葉が枯れる:
葉に最初に現れる兆候として、結実した植物の葉がしおれ、変色し始めます。
葉の形が崩れている:
次に、葉が白っぽくなり、葉脈だけが残っているように見えたら、イチゴカメムシの蔓延が原因である可能性があります。
茶色い斑点:
その後、庭にカメムシが大量発生した場合、植物の葉に小さくて丸い茶色い斑点が見られることもあります。
果実の腐敗:
最後に、カメムシが大量に発生すると、果実が腐敗したり、枯れたりすることがあります。
イチゴカメムシの予防と駆除方法は?
イチゴカメムシ発生の兆候に気づいたら、蔓延を防ぐために以下のことをするようにしてください。
定期的に植物を点検する:
庭を監視し、イチゴカメムシの活動の兆候を探します。定期的な検査は、いちごカメムシの発生を予防するだけでなく、いちごカメムシの大量発生を初期段階で食い止めることに役立ちます。
トラップを設置する:
粘着性トラップは、イチゴカメムシを捕獲するために使用します。このトラップは、危険な化学物質を使用せずにいちごカメムシを取り除くことができます。
植物を覆う:
カメムシに感染しやすい植物は、目の細かいメッシュやラップで覆いましょう。こうすることで、虫が植物に到達するのを防ぎ、効果的に果実を守ることができます。
有機殺虫剤を使用する:
問題が解決しない場合は、有機殺虫剤の使用に頼らざるを得ないかもしれません。殺虫剤を散布する際は、説明書をよく読み、必ず保護具を使用してください。
その他、将来的ないちごカメムシの蔓延を予防するために以下のようなことも行うと良いでしょう。
抵抗力のある品種を植える:
カメムシに強いいちごの品種を植えて育てる。
定期的に剪定する:
剪定とは木の枝を切ったり、形を整えたりなどして、植物にとって風通しを良くする事。剪定を行うことで、いちごに近づく虫を駆除することができます。
土の健康を保つ:
土を健康的なものにすると、植物も健康になります。植物が健康になると害虫にも負けなくなります。
益虫を導入する:
テントウムシなどの益虫をいちごの近くに放ちます。そうすることで、害虫を遠ざけるのに役立ちます。
まとめ
イチゴカメムシはいちご栽培にとって脅威であり、その存在を示すサインを理解することが、いちごを守る最良の方法です。今回は、イチゴカメムシのサインと予防・駆除方法、侵入を防ぐための予防策についてご紹介しました。これらの方法を実践することで、いちごカメムシからあなたのいちごを守ってくださいね。
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