日本は第〇位?世界のいちご生産量ランキングを発表。果たして日本の順位は?
皆さんはいちごをもっとも多く生産している国をご存じでしょうか。もしかしたら意外と思われる方が多いことでしょう。今回は、世界のいちご生産量ランキングをご紹介します。トップ10に入った国と生産量をまとめていますので、ご興味のある方は最後まで読み進めてください。
世界のいちご生産の概要
いちごは日本だけでなく、世界中で栽培されています。生産量は年、もしくは国によって異なります。また、環境条件や天候などの他の要因も生産量に影響を与えます。一般的に、イチゴの生産はヨーロッパ、北アメリカ、アジアに集中しています。米国、メキシコ、中国が長い間、世界のいちご生産国のトップ3に入っています。
いちご生産国トップ10
世界のいちご生産国上位10カ国(単位:百万トン)をご紹介します。
1.アメリカ1.54
2.メキシコ:1.43
3.中国:1.09
4.セルビア:0.67
5.スペイン 0.66
6.ポーランド:0.62
7.モロッコ:0.54
8.トルコ:0.48
9.イラン0.44
10.カナダ0.43
ご覧の通り、日本は生産量だけで見ると、トップ10に入っていません。
2021年時点で、日本は12位のようです。
上位10カ国のいちご生産統計
米国は、世界最大のイチゴ生産国であり、最も安定した生産国です。アメリカは50州すべてでイチゴを生産しており年間平均で1.54mtを生産しています。2010年以降イチゴの生産量が着実に増加しています。
メキシコは、平均1.43mt/年のイチゴを生産しており、第2位の生産国です。メキシコは世界有数の生鮮イチゴの産地で、その生産のほとんどはミチョアカン州とハリスコ州で行われています。
中国はイチゴの生産量第3位で、平均1.09mt/年です。中国のイチゴ生産のほとんどは、広東省と江西省で行われています。中国の農家は、イチゴの生産にビニールハウスを利用し、収量の増加、連続した開花作物、段階的な収穫を可能にしています。
セルビアは世界第4位のイチゴの生産国で、平均0.67mt/年の生産量です。セルビアは国土の西部と南部でイチゴを生産していますが、ギリシャやブルガリアなど他国からも輸入しており、国内の需要に応えています。
スペインは、平均0.66mt/年のイチゴを生産しており、第5位の生産国です。スペインでは、ムルシア州やグラナダ州を中心に、一年中イチゴを生産しています。また、EU圏内では有機栽培のイチゴの生産量がトップと健康に対する意識が高いようです。
ポーランドは、平均0.62mt/年のイチゴを生産しており、世界第6位の生産国です。イチゴの品種や農園が豊富なポーランドでは、一年中イチゴが生産されており、その生産量の大半はヴィエルコポルスカとブロドニツァの地域に集中しています。
モロッコは世界第7位のイチゴの生産国で、平均生産量は0.54mt/年です。モロッコのイチゴ生産は、Taza-Al Hoceima-Tetouan、Meknes-Tafilalet、Mogadorの各州に集中している。
トルコは第8位のイチゴの生産国で、平均生産量は0.48mt/年です。トルコの生産のほとんどは、Antalya、Aegean、Marmaraの地域に集中しています。
イランは世界第9位のイチゴ生産国であり、平均生産量は0.44mt/年です。生産のほとんどは、Saqqez、Nishabur、Ardakan、Azad Shahrに集中しています。
カナダは世界第10位のイチゴの生産国で、平均生産量は0.43mt/年です。カナダのイチゴ生産は、ほとんどがオンタリオ州、ケベック州、ブリティッシュコロンビア州に集中しています。
各国のいちご生産の工夫
イチゴの生産は、各国にとってとても重要な産業です。国によって栽培条件が異なるため、生産量の影響をなるべく受けないよう生産するために、イチゴ農家はトレライジング、ビニールトンネル、輪作などさまざまな方法を用いています。例えば、中国ではビニールトンネルを使うことでイチゴの生産量を増やしていますし、アメリカでは畑での生産が中心ですが、技術や栽培方法の進歩により収量が増加しています。
おわりに
日本は品種量は多い物の生産量は世界トップ10に入っていませんでしたね。各国によって条件が異なり、特にトップ3は生産量を多くするための工夫をしているのが、生産量アップの要因なのでしょう。日本も負けてられませんね。日本もトップ10に入れるよう生産量を増やしたいところです。
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