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2023.02.13
いちご 栽培いちご 歴史いちご 豆知識イチゴイチゴについて

【初心者必見】イチゴの品種改良を紐解く。歴史、科学、メリットデメリットを解説

いちごには、なぜ酸っぱいものと甘いものがあるのか、不思議に思ったことはありませんか?実はそれ、品種改良が関わっているかもしれません。今回は、イチゴの品種改良についてご紹介します。品種改良の科学やメリット、デメリットにも触れるので、イチゴの品種改良にご興味あるなら、是非読み進めてください。

イチゴ栽培の歴史

イチゴの栽培は、数百年前から行われていました。野生種のイチゴはヨーロッパで生まれたと考えられており、その栽培の痕跡は16世紀にまでさかのぼります。
別記事でヨーロッパイチゴの起源をご紹介していますので、以下の記事を確認してみてください。
記事名:「ヨーロッパイチゴの起源はオランダ?オランダイチゴの歴史を紐解いて解説。

その後、北アメリカなど世界各地に広まり、品種改良が行われました。何世代にもわたって品種改良が繰り返され、選抜や交配によって新しい品種が開発され、今日のいちごが出来上がりました。

イチゴの品種改良の科学

イチゴの品種改良の科学はとても複雑です。育種技術には、選抜や交配から、遺伝子工学や遺伝子スプライシングといったDNAを用いた技術まで、さまざまな技術が用いられます。これらの技術を通じて、育種家は高収量や耐病性など、望ましい形質を持つ品種を作り出すことができます。何世代にもわたって特定の品種を注意深く正確に組み合わせることで、新しい品種のイチゴを進化させることができるのです。

簡単に品種改良の流れを見てみましょう。
1.花の雄しべを取り除きます。
2.別の花の花粉をつけます。
3.他の花の花粉がつかないように袋をかけて、実を成熟させます。
4.成熟した実から種子を採取します。
5.種子を植え、苗を育てます。(その後はいちごを栽培する時と同じ流れを辿ります)

イチゴの品種改良のメリットとデメリット

現代のイチゴの品種改良には、以下のようなメリットがあります。

・病気への抵抗力が向上する
・農家の収量が増え収益性がアップする
・風味や見た目が良くなる
・比較的安価で、おいしいイチゴを入手できる

上記のメリットは、消費者や生産者にとってとても魅力的です。
一方、デメリットもあります。

・品種改良には時間もお金もかかる
・遺伝子操作による健康被害が懸念される
・新たな害虫や病気が発生し得る

このように、イチゴの品種改良には利点と同時にリスクや課題もあります。

最後に

イチゴの品種改良は世界各国で行われており、特に日本では盛んに行われています。300種を超える品種が誕生しており、日本の品種は世界の品種の半分を占めています。イチゴの品種改良ののメリット、デメリットをしっかり理解し、日本の品種改良を見守りましょう。

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