土なしでもいちごの栽培が可能?!近年話題の水耕栽培について解説!
皆さんは土がなくともいちごを栽培できることをご存じでしょうか。従来の農業のような手間をかけずにイチゴを栽培できるなどメリットがたくさんあるんです。今回の記事では、イチゴの水耕栽培についてご紹介します。水耕栽培の利点や始めるのに必要な設備などにも触れるので詳しく知りたい方は是非最後までご一読ください。
水耕栽培とは?
水耕栽培は、土を一切使わずに植物を栽培する方法です。
水耕栽培には、温室内で行う「室内水耕栽培」と、屋外で行う「室外水耕栽培」の2種類があります。室内水耕栽培では、温室内で温度や湿度、養液の供給をコントロールすることで、いちごを栽培することができます。室外水耕栽培では、屋外で植物を育てるために、水や養液を供給することで、植物を育てることができます。
いちごの水耕栽培
イチゴの水耕栽培は、少ないスペースでも多くの収穫を得ることができる優れた方法です。植物の生育に比較的手間がかからず、環境をコントロールしながら栽培できるため、収量を増やすことができます。イチゴの水耕栽培は、いちご農家はもちろん、趣味で作る人にとっても魅力的な選択肢となっています。
水耕栽培の利点
水耕栽培の最大のメリットは、土が完全に不要になることです。そのため、ベランダや窓辺など、土がない場所(都市部など)でもいちごを栽培することができます。
また、土を耕したり、除草したり、手入れをしたりする必要もなく、肉体労働が大幅に軽減されます。農業に対する汚いというイメージが払しょくされ、きれいな環境を整えることができます。
その他、農薬や化学肥料も使わないため、オーガニックな植物を育てることができます。
加えて、水耕栽培では養液に酸素が含まれているため、植物の根がよく張り、養分を効率よく吸収することができます。
水耕栽培による収穫量アップ
水耕栽培で生育されたイチゴは、土耕栽培のイチゴよりも収穫量が多いことで知られています。土壌栽培では、土全体に養分を供給しており、養分を受け取れない苗が出てきます。一方、水耕栽培は各いちごの苗1つずつに養分を与えることができるため、効率よく生育を促進できます。また、水耕栽培では、温度や湿度、養液の供給をコントロールすることで、植物の成長を促進することができるため、イチゴを同じ時間でより多く収穫することができます。
水耕栽培システムの導入
水耕栽培を行うためには、水耕栽培システムを導入する必要があります。水耕栽培システムの導入は比較的簡単ですが、必要な設備は多いです。自動液肥管理装置、養液タンク、液体肥料、空気ポンプ、ph調整剤、ph調整剤ポンプ、水耕栽培ベッド、培地シートなどです。導入する場合は、しっかり費用を見積もりましょう。
持続可能な水耕栽培のために
イチゴの水耕栽培を持続させるためには、養液の状態を定期的にチェックする必要があります。そのためには、養液のpHなどをチェックし、必要に応じて補充することが必要です。さらに、植物の根に病気や腐敗がないかを確認したり、パイプの詰まりを掃除することも重要です。
最後に
いかがでしたか。
いちごの水耕栽培やそのメリットはとても有益な栽培方法でしたね。
ご家庭でもできる栽培方法ですので、是非一度試してみてください!